抄録
これまで可動型建築物は, 開閉橋梁や開閉型ドーム球場に見られるように, 架構の方向移動や回転移動が中心であり, 単一的な動作のみであった。そこで本研究では可変形状トラスに着目し, 構造が様々に変化する可動型構造物への適用を試みた。前報では, 可変形状トラス(VGT)を用いた可動型建築物の概念や建築構造の特徴を示し, 可動屋根式ドームの縮小モデル実験について報告した。本報(第2報)では, 可動屋根式ドームを実現するためのVGTの構成, 配置やその特徴, 動きを伴う構造解析やその制御方法について報告する。