抄録
兵庫県西宮市において、2008年より蚊幼虫の発生源としての公園や道路にある雨水枡への薬剤投入による効果を判定し、より効率的な防除法を検討してきている。本年(2009年)は、ヒトスジシマカを主たる対象として、防除間隔をかえての幼虫対策および樹木への薬剤散布による地域としての蚊防除の効果を検討した。効果評価として、採集された蛹および高齢幼虫
の羽化率、CDCライトトラップ(ドライアイス併用)、人囮法(8分間)ネット採集を4月初旬から10月中旬にかけ行った。従来から行ってきている防除法を合わせて検討した。