日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集
第62回日本衛生動物学会大会
セッションID: A03
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愛知県における蚊発生状況調査2008
*新庄 五朗川瀬 充40周年記念事業 実行委員会
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抄録
2008年愛知県ヘ゜ストコントロール協会は創立20周年を迎え、記念事業として蚊媒介性感染症の平常時対策「蚊発生状況調査」を選定し、以下の3調査を実施した。その概要を報告する。 1.道路設置の公共雨水枡調査:県下14ヶ所で公共雨水枡の設置場所のマッフ゜を作成しながら、有水枡および蚊幼虫発生枡を調査した結果、県下全域の設置総数は約162万個であり、その約18%が蚊幼虫の生息枡数と推計した。発生の蚊種はアカイエカ種群、ヒトスシ゛シマカの2種であった。 2.蚊成虫の季節消長調査:県下8ヶ所でト゛ライアイス・トラッフ゜(CDC型使用)による成虫季節消長を調査した。捕獲された蚊総数はアカイエカ種群973匹(発生ヒ゜ーク7~8月)、ヒトスシ゛シマカ331匹(同9月)、コカ゛タアカイエカ2匹(1地点のみ)であった。 3.児童公園の冬季雨水枡調査:県下12の児童公園の雨水枡を原則11月~5月の間継続調査した。越冬幼虫は確認されなかった。捕獲された蚊種はアカイエカ種群、ヒトスシ゛シマカ、トラフカクイカ(一部地域のみ)の3種であった。
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© 2010 日本衛生動物学会
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