日本重症心身障害学会誌
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P-1-E-16 重症心身障害児(者)短期入所受け入れにおける情報の共有化を目指した取り組み
井上 江美子神 千尋賀部 倫子片岡 康子寺倉 智子
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2013 年 38 巻 2 号 p. 320

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抄録
研究目的 当院では、医療的ケアを必要とする利用者が増えている。家族は、在宅と同様のケアを希望している。利用者の個別性を踏まえたケアの提供が、チーム間で統一できていない。そこで、安全・安心な医療・看護を提供するため、家族、他職種を含めた情報の共有と、医療者間の役割を明確にすることを目的に、利用者の個別の情報シートおよび入所パスの作成を行った。 研究方法 期間:2012年4月〜12月 1.利用者の実態把握と病棟の現状把握 2.利用者(15名)の個別情報シート、短期入所パスの作成と使用、問題点の抽出、検討、修正 3.病棟職員対象に「短期入所受け入れに関する意識調査」の実施・分析 倫理的配慮 研究における個人情報シート等の個人を特定できる資料に於いては、責任を持って保管し、本研究以外で使用をしない。 結果 1.低年齢の医療的ケアを要する利用者が増加していた。病棟では、役割が明確でなく、入所に関わるすべてを看護師一人で対応していた。また、得た情報を共有する用紙がなく、情報共有を困難にしていた。 2.重複する情報を1枚の用紙に統一し、タイムスケジュールは個々の情報を加え、ケアの方法をわかりやすくする等改良した。入所パスは、他職種の役割分担を明確にし、責任の所在を明らかにした。 3.全員が情報共有する上で個別情報シートは必要と回答した。また、事前の利用者把握、準備にも活用できると答えた。 考察 情報用紙が統一されたことで、医療者間の情報共有に有効と考える。しかし、利用者家族との情報共有には至っていない。入所パスは、業務役割、責任の所在が明確になり、役割意識につながったと考える。 結論 1.個別情報シートは、利用者に在宅と同様のケアの提供、安全、安心な医療・看護を行うための情報共有のツールとして有効である。 2.短期入所パスは、他職種の役割を明確にし、スムーズな受け入れにつながる。
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© 2013 日本重症心身障害学会
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