日本重症心身障害学会誌
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一般演題
P-1-E-15 重症心身障害児者病棟における看護師・療養介助員の協働の意義
−一年間の介護実践の振り返りから見出されたこと−
山本 貴子菊田 寿美子小西 道子
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2013 年 38 巻 2 号 p. 320

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抄録
はじめに 2012年4月の改正障害者自立支援法により重症心身障害児者病棟は療養介護事業へ移行した。それに伴い生活支援員が新たに配置された。新しい職種が参画する際、役割分担と連携方法など互いに困惑することも多い。施設・病院の業務基準などにより介護職が担える役割やその範囲は様々である。介助歩行から人工呼吸器管理の患者まで様々な医療度の患者が入院する病棟における看護師と療養介助員の協働の意義について看護師と療養介助員とで検討したので報告する。 方法 療養介助員の1年間の実践結果、療養介助員参画後の患者ケアの質の変化を振り返り、重症心身障害児者病棟における看護師と療養介助員の協働の意義について検討。 言葉の定義 療養介助員:介護福祉士、ヘルパー1級・2級のいずれかの有資格者。 結果・考察 1.病棟職員内訳 看護師23名、准看護師1名、療養介助員5名、看護助手1名。 2.療養介助員のケアの変化 配属当初は、「ここで必要とされている職種なのか?」と役割が見出せず、看護師が設定した日常生活援助を行っていた。患者理解が深まるにつれ医療度の低い患者のケアプラン作成など自己で役割を見出し拡大していった。専門性の向上により規定された業務範囲内での主体的な役割の拡大が可能であることが示唆された。 3.療養介助員参画後の看護の変化 骨折予防・勉強会の実施、医療度の高い就学患者の登校回数の増加等、医療度の高い患者ケアの充実が図られた。これらは療養介助員の専門性の向上により看護師の専門性の発揮につながったと考えられる。 4.協働の効果 療養介助員が参画することで、様々な医療度の患者すべての生活の質の向上につながった。これは患者の状況に的確に対応した互いの役割の検討、互いの専門性の向上・発揮によるものと考えられる。また、生活支援員は資格の規定がないが、有資格者を配置することで介護職の主体的な専門性の向上・発揮が可能となったと考えられる。
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© 2013 日本重症心身障害学会
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