日本重症心身障害学会誌
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一般演題
O-1-D10 公法人立重症心身障害児施設入所者の実態調査の分析
−性別、年齢−
三上 史哲三田 岳彦三田 勝己岡田 喜篤末光 茂江草 安彦
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2014 年 39 巻 2 号 p. 252

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抄録
背景と目的 日本重症心身障害福祉協会は、公法人立重症児施設の入所者の実態を把握することを目指して、1979年度から2013年度現在まで、入所者全員を対象とした実態調査を継続してきた。本研究はこの実態調査データを分析し、公法人立重症児施設に入所する定義上の重症児(者)の男女の割合と年齢の35年間にわたる横断的実態と経年推移を明らかにすることを目的とした。 方法 分析対象者は大島の分類1〜4に属する定義上の重症児(者)であり、個人チェックリストに大島の分類、性別、生年月日が正しく記入されていた入所者、延べ177,692名とした。また、ある年度で初めて個人チェックリストが収集された対象者は新規入所者とし、一方、ある年度まではデータが存在したが、それ以降にはデータが無かった対象者は退所者とした。分析ではまず各年度の男女の割合を上記3群について求めた。その後、各年度の年齢の頻度分布および記述統計量(最小値、第1四分位値、中央値、第3四分位値、最大値)を求めた。さらに、年齢の記述統計量と年度との回帰直線を求め、これを手がかりとして年齢の経年変化を統計的に分析した。 結果と考察 新規入所者と退所者の男女の割合は35年間おおむね一定であり、男が約55%、女が約45%であった。全入所者は1979年度約50%と同等であったが、その後35年間で男の割合が54%まで漸増し、女の割合が45%まで漸減した。この経年推移は新規入所者の男女の割合が影響を及ぼしていたと解釈した。一方、年齢は全入所者が1979年度16歳から2013年度38歳と高齢化し、6.5歳/10年の増加率であった。新規入所者は1979年度12歳から2013年度25歳となり、3.8歳/10年の増加率であった。退所者の年齢推移は全入所者と類似していた。この結果から、全入所者の年齢の経年変化は、継続入所者(新規入所者、退所者を除く)が高齢化していったことと、新規入所者の入所時年齢が継続入所者より相対的に低かったことによると推察した。
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© 2014 日本重症心身障害学会
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