日本重症心身障害学会誌
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一般演題
P-1-F22 国立病院機構九州グループ主任保育士協議会の取り組み その3
−療育活動の質の向上に向けた活動案の作成−
井上 栄子古賀 聖子
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2014 年 39 巻 2 号 p. 305

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抄録
はじめに 九州グループ主任保育士協議会では定期的に療育支援に関する情報交換を行っており、療育支援内容や個別支援計画の立案に対して、多くの施設が課題を抱えている現状にある。そこで、九州グループ全体で「個別性のある療育支援と療育の質の向上」に向けて療育活動案の作成に取り組み、それらに関連した問題と課題を考察したので報告する。 目的 活動案に関連した調査を実施し、その結果から問題と今後の課題を明らかにする。 期間 2013年8月〜12月 方法 1.九州グループ内重症心身障害病棟を有する11施設の主任保育士に、活動案作成に関する現状や問題点、保育士への指導状況、他職種への掲示等に関する調査を実施 2.調査結果の集計と分析 結果 調査は回収率91%(10施設)だった。活動案作成については、「すべての活動に対して作成できている」30%、「一部作成している」70%だった。作成による問題点として「個別性が出ていない」「個別支援計画が反映されていない」「ねらい、留意点、組み立てが十分にできていない」としてあがった。関連した問題点として「活動案に対する認識の温度差」「指導する側の力量不足」「作成時間確保の問題」等の意見もあった。他職種への活動案の掲示や閲覧については、50%の施設が何らかの形で行っており、「朝のケア前の打合せは簡単にしかできず、読む時間はないようだ」「療育担当者は目を通して参加してくれるようになった」などの意見があった。 考察・まとめ 活動案は全施設が作成していたが、活動案の内容や作成について多くの問題を抱えていることがわかった。また指導者である主任保育士が活動案の指導に不安を抱えていることも課題としてあげられる。今後は療育の充実に向けて、保育士の活動案作成に対する意識と他職種の活動案への意識に着目し、実践の場面との関連性を検証することも必要である。
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© 2014 日本重症心身障害学会
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