日本重症心身障害学会誌
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P-2-F35 過去二年間における当科初診てんかん患者の動向と摂食嚥下機能の傾向について
神田 ゆう子村田 尚道宮脇 卓也江草 正彦
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2014 年 39 巻 2 号 p. 334

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抄録
はじめに てんかんは脳波異常を伴った発作性の脳の機能異常であり、意識レベルの低下や精神発達への影響などを及ぼすものである。その結果、摂食嚥下機能にも障害を呈する疾患としてあげられる。今回てんかんを主病名として当科受診となった患者の摂食嚥下機能について調査を行ったので報告する。 対象と方法 2011年4月から2013年3月末日までに、摂食嚥下困難を主訴に初診で来院したてんかん患者を対象とした。診療録より、初診時での栄養摂取方法、気管切開の有無、肺炎の既往、粗大運動発達状況、摂食機能発達段階について調査した。栄養摂取方法は「経口のみ」と「経管栄養あり」に分類し、粗大運動発達状況は「未頸定」と「頸定」、および「寝返り不可」と「寝返り可」に分類し、摂食機能発達段階は「捕食不可」と「捕食可」に分類した。さらに、栄養摂取方法と粗大運動発達状況、摂食機能発達と粗大運動発達状況の関連を統計学的に分析した。検定にはχ2検定を行い、p値が0.05未満の場合を「有意差あり」とした。 結果 対象患者は32名(男性17名、女性15名)、平均年齢7.73±7.02歳であった。栄養摂取方法については「経口のみ」が16名(50%)、「経管栄養あり」が5名(15.6%)であった。気管切開をしている患者は4名(12.5%)、肺炎の既往がある患者は9名(28.1%)であった。粗大運動発達状況については「未頸定」が12名(37.5%)、「寝返り不可」が14名(43.8%)であった。摂食機能発達段階については「捕食不可」が22名(62.9%)であった。また、「捕食不可」に該当するもののうち、11名(50%)が「未頸定」、12名(54.5%)が「寝返り不可」であった。χ2検定の結果、栄養摂取方法と粗大運動発達状況、摂食機能発達と粗大運動発達状況に有意な関連がみられた。
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© 2014 日本重症心身障害学会
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