日本重症心身障害学会誌
Online ISSN : 2433-7307
Print ISSN : 1343-1439
原著
呼吸耐力低下指数を用いた神経筋疾患児(者)に対する呼吸リハビリテーションの長期的評価
浅倉 由紀今野 有里竹本 聡直井 富美子須山 薫西田 裕哉古山 晶子田辺 良星野 愛金子 断行村山 恵子
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2014 年 39 巻 3 号 p. 435-440

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抄録
神経筋疾患の呼吸障害に対して、呼吸機能評価に基づく個々の症例に合わせた呼吸リハビリテーションが必要である。肺活量や咳の最大流量などの換気力学的なアセスメントに加え、呼吸耐力の把握が必要であり、呼吸耐力を数値化する方法として呼吸耐力低下指数(BITI)が提唱されている。本研究において、神経筋疾患児(者)の長期的なBITIの推移を評価した。そして、呼吸リハビリテーションプログラムにおいて各種呼吸機器の導入や設定内容を変更する際の指標としてBITIの有用性を検討した。対象は、長期的に呼吸リハビリテーションを施行した神経筋疾患児(者)9例とした。結果はBITIの初回評価時と最終評価時の比較で、「改善」、「変化無し」を示した症例が9例中7例であり、呼吸リハビリテーションが奏功したと考える。また、2例においてBITIの評価を基にした呼吸リハビリテーションプログラムの導入や変更で、その後のBITIに改善を認めた。それにより、BITIが呼吸リハビリテーションの導入や変更の指標となり得る可能性が示唆された。今後の課題として評価期間、測定時期の検討が必要であると考える。
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© 2014 日本重症心身障害学会
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