日本重症心身障害学会誌
Online ISSN : 2433-7307
Print ISSN : 1343-1439
症例報告
2カ月間食道に異物が滞留していた重度知的障害者の1例
大久保 真理子中川 栄二竹下 絵里石山 昭彦齋藤 貴志小牧 宏文須貝 研司三山 健司佐々木 征行
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2014 年 39 巻 3 号 p. 477-480

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抄録
今回われわれは2カ月間食道に異物が滞留しており、内視鏡的異物除去に至った症例を経験したので報告する。症例は15歳女性。14番環状染色体によるてんかんのため当科通院中であった。大島分類1、有意語はなく意思表示困難であった。頻脈と発汗、前頸部の腫脹が出現し、甲状腺機能は正常、2カ月程度経過をみられていたが、症状改善せず入院となった。頸部CTにて食道内異物を認め、内視鏡的異物除去が行われ頻脈、発汗は軽快した。知的障害児(者)における異物誤飲は本人の訴えが不明確であることが多く、ときに診断が遅れ重症化することがある。家族への詳細な問診と、診察の際に異物誤飲を鑑別として考慮することが重要であると考えられた。
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© 2014 日本重症心身障害学会
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