日本医真菌学会総会プログラム・抄録集
Print ISSN : 0916-4804
第49回 日本医真菌学会総会
セッションID: P-96
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爪白癬に対するイトラコナゾールパルス療法の scoring clinical index for onychomycosis (SCIO) を用いた臨床評価及び治療法に関する患者満足度の検討
*小林 裕美中西 健史田宮 久詩石井 正光比留間 政太郎
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抄録
【はじめに】新しい抗真菌内服薬の登場により爪白癬治療薬の服用期間は大幅に短縮され、患者満足度と治療効果の向上が望めるようになってきた。昨年には海外で広く行われているイトラコナゾール 400 mg×3 サイクル・パルス療法(ITCZ パルス療法)が本邦でも承認になり、さらなる改善効果が期待される。そこで我々は、ITCZ パルス療法の爪白癬に対する効果について scoring index for onychomycosis (SCIO) を用い重症度別に検証するとともに、治療に対する受容度および患者満足度についても検討を行った。
【方法】H16 年 9 月から H16 年 11 月に大阪市立大学および協力施設皮膚科を受診した爪白癬患者に、説明と同意を得た上で ITCZ パルス療法を施行し有効性と安全性を検討した。また治療前に患者の治療に関する希望や生活習慣、治療終了 3 ヵ月後に治療法と効果に関するアンケート調査を実施し、SCIO および臨床効果を患者評価とともに解析を行った。
【結果】24 名(年齢 63.8±22.8 歳 男:14 名 女:10 名、SCIO:21.5±15.5 爪混濁比:7.9±4.9)の、治療開始 6 ヵ月後の効果判定において、極めて有用 19.0%、有用 71.4%、やや有用 9.5%、有用性なし 0% であった。副作用発現は 3 例(肝障害 2 例、RBC 減少 1 例)、脱落は 3 例(肝障害のため中止 1 例、来院せず 2 例)であった。投与終了後のアンケートにおいて ITCZ パルス療法を支持した患者は 54.5% と高かった。
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© 2005 日本医真菌学会
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