抄録
2004 年 3 月より施行したイトラコナゾール 400 mg パルス療法の結果を報告する。対象は、6 ヶ月以上経過をおえた爪白癬で、男 17 例、女 22 例、計 39 例。年齢は 20 から 80 歳、部位は手足爪 2 例、足爪 37 例である。方法はイトラコナゾール 1 日 400 mg を 1 週間投薬、3 週間休薬を 1 パルスとして原則 3 パルス行った。同時に足白癬に対しケトコナゾールクリーム外用を併用した。1 年間経過を追えた症例は 19 例であり、6 ヶ月までが 20 例であった。治療成績は 1 年以上経過を追えた症例では改善以上が 73.5%と優れた結果であった。副作用は皮疹 1 例、痒み1例であり、検査結果では異常は無かった。パルス療法は、治療期間が約 2 ヶ月、内服期間合計が 3 週間、パルス 3 回という簡便さが患者、医師ともに極めて印象的であった。