抄録
75 歳、男性。糖尿病にてインスリン皮下注 20 単位・深部静脈血栓症にてワルファリンカリウム 3 mg/day・成人 Still 病にてベタメタゾン 1.75 mg/day 内服中。3 ヶ月前、右示指の病変に気づき、次第に拡大した。右示指 DIP 関節全周性に、表面一部に膿瘍・面ぽう様の病変と紫色の結節を認めた。HE 染色では、淡褐色で小型の円形菌要素を認め、サブロー寒天培地にての培養では灰黒色短絨毛状集落を認めた。集落の形態・顕微鏡的観察・遺伝子解析により Exophiala jeanselmei と同定された。