日本医真菌学会総会プログラム・抄録集
Print ISSN : 0916-4804
第49回 日本医真菌学会総会
セッションID: P-31
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病原真菌 Candida glabrata の GDP-manose 合成遺伝子 PSA1 とそのパラログ PSA2 の機能解析
*中山 浩伸長 環豊田 美香上野 圭吾知花 博治
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抄録
真菌細胞の表層にあるマンノプロテインは、宿主への付着因子ならびに病原因子として注目されている。GDP-マンノースは,タンパク質のマンノース糖鎖付加に用いられ,マンノプロテインの生合成に必須な基質であり,GDP-マンノースの合成酵素(PSA1)は生育に必須な遺伝子であると多くの真菌で報告されてきた。我々は,カンジダ症の原因菌で,分子生物学的解析が容易な一倍体真菌,Candida glabrata を用いて PSA1 遺伝子のプロモーターをテトラサイクリン応答性プロモーターに置き換えた変異株を作製し(この変異株では,テトラサイクリンの添加により容易に PSA1 遺伝子の発現を抑えられる),種々の培養環境での生育に対する必須性を調べた。その結果,炭素源がグルコースの場合は必須であったが,他の炭素源を用いた場合には PSA1 遺伝子が生育に必須ではないことが示された。パン酵母(Sacchromyces cerevisiae)のゲノム中には PSA1 は単独で存在しているが,最近公開されたC. glabrataのゲノム配列より,C. glabrataにはPSA1遺伝子のパラログ(類似遺伝子)PSA2 の存在が示された。本大会では、PSA1PSA2 遺伝子の相補性とそれぞれの遺伝子の,種々の培養環境での発現変化について報告し, PSA1PSA2 の GDP-マンノース合成における役割について考察したい。
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© 2005 日本医真菌学会
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