2026 年 21 巻 p. 35-43
本研究は,要介護高齢者を対象に,低負荷運動が運動機能および生活機能に与える影響を検討した予備的研究である.研究対象は65歳以上の通所介護利用者7名であり,低負荷のペダル漕ぎ運動と掌握運動の効果を3ヶ月間の運動介入期間を通じて評価した.結果,ADLを示すBarthel Indexは有意に向上したが,運動持続時間,握力,5回立ち上がりテストにおいて有意な改善は認められなかった.これにより,低負荷運動が要介護高齢者の生活機能改善に寄与する可能性が示唆された.本研究の限界として,対象者数の少なさがあり,今後はサンプル数の増加および運動プログラムの改善が必要である.