日本看護技術学会誌
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特別寄稿
看護における「ポジショニング」の定義の検討
第2報─看護実践報告の文献検討の結果から─
佐竹 澄子大久保 暢子牛山 杏子鈴木 恵理小板橋 喜久代
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2011 年 10 巻 2 号 p. 47-56

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抄録
 日本看護技術学会技術成果検討委員会の一組織であるポジショニング班では,看護職が行うポジショニング技術を既存の研究成果と臨床知から言語化し,臨床看護師に広く公表していく活動をしている.前号では,既存の看護学,理学療法学の教科書および参考書の文献検討から得られた看護におけるポジショニングの定義について報告した.今回は,看護職が行うポジショニングの重要性を探求すべく,ポジショニングに関する臨床看護師の実践報告を対象とし,ポジショニング時の「用具」について,用具考案に至った経緯,考案の内容を文献検討した.医学中央雑誌 (1999~2009年) で,ポジショニングに関連する用語について検索した 2,198件のうち,患者に対して技術を提供しており,入手可能でポジショニング技術を論じている文献を 91件抽出,これらのなかから「用具」の考案に関する文献の 36件を研究対象とした.結果,ポジショニング技術は,看護師にとって比較的身体的な負担が大きい技術であり,そのために看護師は自らの代わりとなる「用具」を考案し活用し,看護師は一人一人の「技」を磨くだけでなく「用具」を使うことによってその技術を高めようとしていること,患者の生活をよりよくしたいという看護師の思いから「用具」が考案されていることなどが明らかとなった.
 上記の結果を踏まえて,看護におけるポジショニングを明確化するとともに,看護職が誇りをもって行っている技術として広めていく必要があるといえる.
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© 2011 日本看護技術学会
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