2025 年 30 巻 1 号 p. 102-110
進行性多巣性白質脳症(PML)の現状と、薬剤関連PMLの最近の話題を論じた。PMLは以前より発生が増えており、背景疾患も多様化している。多発性硬化症(MS)における新規病態修飾療法はPMLの背景疾患ではないMSに、その薬剤が単剤でPMLを発生させることが重要である。MSではナタリズマブ、フィンゴリモド、フマル酸ジメチル、シポニモドおよびOcrelizumabでPMLが発症している(ナタリズマブおよびフィンゴリモド関連PMLはわが国でも発生している)。薬剤関連PMLは病態修飾療法関連PMLという新たな要因が加わった。その他、多発性骨髄腫も複数の新規病態修飾療法関連PMLが発生しており紹介した。