1961 年 13 巻 6 号 p. 398-400
1. 20%ソルビットを炭素源として飼育した動物の腸内細菌を分離してその性状を観察した。
2. 細菌増殖に及ぼすソルビットの効果はグラム陰性菌に有意に認められた。
3. ソルビット培地では徐々に生育し, 増殖にともなうpHの低下も乳糖培地, ブドウ糖培地にくらべて甚しくなかった。
4. B1合成について培養後1日では各培地共16~20γ%で差がなく, その後ソルピット培地で最高78γ%, 乳糖培地38γ%, ブドウ糖培地48γ%であった。