栄養と食糧
Online ISSN : 1883-8863
ISSN-L : 0021-5376
正常ラットでの蛋白質・アミノ酸栄養とRibonuclease活性
松尾 真砂子石谷 昭子池畑 秀夫村田 希久
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1966 年 18 巻 6 号 p. 414-420

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抄録
Donryu系ならびにSpragne Dawley系白ねずみを用い, 体重100g前後ならびに160g前後のものを用い, 数回に亘る実験において飼料Caseinのレベルを種々変えて自由食もしくはpair-feedingにより9~22日間飼育した場合, またDonryu系白ねずみ, 体重60g前後につきアミノ酸混合食とし, Methionine levelを種々変えて21日間自由食で飼育した場合のいずれにおいても, その血清ならびに肝臓重量当たりのRNase活性は, 飼料Methionineレベルの上昇につれ幾分上昇の傾向をたどるが, 血清蛋白質ならびに肝臓窒素当たりのRNaseには大差のないことを認めた。
また同じ肝臓についてのXOAは飼料蛋白質レベルの上昇につれCasein 20%までかなりの上昇をしめす。しかし同一窒素レベルのアミノ酸混合飼料でMethionineのレベルを変えた場合, 各群間に大差をしめさなかった。
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© 社団法人日本栄養・食糧学会
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