栄養と食糧
Online ISSN : 1883-8863
ISSN-L : 0021-5376
18 巻 , 6 号
選択された号の論文の11件中1~11を表示しています
  • 中川 一郎
    1966 年 18 巻 6 号 p. 397-406
    発行日: 1966/03/30
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
  • 馬嶋 安正
    1966 年 18 巻 6 号 p. 407-411
    発行日: 1966/03/30
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    Rats were fed with the diet of various fats for two months and the effect on their serum cholesterol was studied.
    When the ratio of oleic acid to linoleic acid in diet was 1: 1, and if the saturated acid was about one third of the total fat, the serum cholestelol was not increased.
    When the ratio was 2: 1 or 4: 1, and if the saturated acid was respectively less than one fourth and one fifth, the serum cholesterol was not increased. When the rats' depot fat composed with corn oil and soybean oil with the ratio of. 1: 1 was fed, the increase of serum cholesterol was not observed.
    When the rats' depot fat composed with olive oil, coconut oil, and fat free diet with the oleic acidlinoleic acid ratio of 4: 1 was fed, the increase of serum cholesterol was observed.
  • 平 宏和, 平 春枝
    1966 年 18 巻 6 号 p. 412-413
    発行日: 1966/03/30
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    1) アヒル卵およびピータン (皮蛋) の卵白および卵黄のアミノ酸組成を, 微生物法により定量した。
    2) アヒル卵の卵白および卵黄の間において, もっとも含量に差の認められるアミノ酸はメチオニンで, 卵白は卵黄に比較して約2倍の含量を示した。
    3) アヒル卵およびピータンの卵白間および卵黄間において, リジン, アルギニン, シスチンおよびセリンはいずれもピータンが低含量を示し, とくにシスチンにおいて減少が著しいことが認められた。
  • 松尾 真砂子, 石谷 昭子, 池畑 秀夫, 村田 希久
    1966 年 18 巻 6 号 p. 414-420
    発行日: 1966/03/30
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    Donryu系ならびにSpragne Dawley系白ねずみを用い, 体重100g前後ならびに160g前後のものを用い, 数回に亘る実験において飼料Caseinのレベルを種々変えて自由食もしくはpair-feedingにより9~22日間飼育した場合, またDonryu系白ねずみ, 体重60g前後につきアミノ酸混合食とし, Methionine levelを種々変えて21日間自由食で飼育した場合のいずれにおいても, その血清ならびに肝臓重量当たりのRNase活性は, 飼料Methionineレベルの上昇につれ幾分上昇の傾向をたどるが, 血清蛋白質ならびに肝臓窒素当たりのRNaseには大差のないことを認めた。
    また同じ肝臓についてのXOAは飼料蛋白質レベルの上昇につれCasein 20%までかなりの上昇をしめす。しかし同一窒素レベルのアミノ酸混合飼料でMethionineのレベルを変えた場合, 各群間に大差をしめさなかった。
  • 印南 敏, 長谷川 忠男, 鈴木 隆雄, 佐橋 佳一
    1966 年 18 巻 6 号 p. 421-425
    発行日: 1966/03/30
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    こんにゃくマンナン分解細菌の一種であるA. mannanolyticusがクエン酸を唯一の炭素源とした場合でも, TCAサイクルの各メンバーを代謝し得る能力があるかどうかを検討したところ, クエン酸を唯一の炭素源として生育したA. mannanolyticusの無細胞抽出液にアコニターゼ, イソクエン酸脱水素酵素, α-ケトグルタル酸脱炭酸酵素, コハク酸酸化酵素, フマラーゼ, リンゴ酸酵素, リンゴ酸脱水素酵素, オキザロ酢酸脱炭酸酵素, 縮合酵素などのTCAサイクル中の諸酵素活性の存在することを認めた。
    また, クエン酸を唯一の炭素源として生育したA. mannanolyticusにはグリオキシル酸サイクルの各酵素が誘導的に生成される。すなわち, グリオキシル酸サイクルが存在するものと推定した。
    これらの結果から, A. mannanolyticusによる人体腸内におけるこんにゃくマンナンの代謝機構について考察を加え, こんにゃくマンナンが本菌の分泌するマンナーゼにより, グルコースとマンノースに分解されたのち, その一部は解糖経路を経てTCAサイクルに入り代謝されるものと推定した。
  • 小林 邦彦, 永富 務, 岩田 久敬
    1966 年 18 巻 6 号 p. 426-429
    発行日: 1966/03/30
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    魚粉5~10%, 脱脂大豆10~15%を含む飼料にL-リジン塩酸塩 (L) 0.2~0.5%を添加して, 幼ヒナおよび中ヒナを用いてその成長, および体成分に及ぼす作用について研究した。
    基本飼料に魚粉を10%配合したものでは, L 0.5%添加の効果は予期したように僅少であった。
    基本飼料中の魚粉の半分を脱脂大豆にかえた場合には, L 0.2%の添加で成長率にも, 飼料効率にも, タンパク効率にも, 体タンパク蓄積効率にも明らかな効果が認められた。しかしこの際L 0.5%に増しても効果は増大せず, かえって減少した。これはLys. 過剰の影響と考えられた。
    基本飼料のタンパクレベルを20%に増したものに, L 0.2%を添加した場合にも, その効果が認められた。
    これらのことからヒナで飼料に少量の動物質を配合した場合, タンパクレベル17~20%では, Lは0.2%添加で十分に効果を示すことが明らかとなった。
  • 斉藤 健輔, 野口 洋介, 野口 絢子, 新郷 珠美子, 村田 信子, 石井 哲男
    1966 年 18 巻 6 号 p. 430-435
    発行日: 1966/03/30
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    日赤本部産院に分娩のため入院した母親から人初乳を採取し, その68例について化学分析をおこなった。
    1. 各測定項目の3~7日 (初乳) までの平均値 (試料100g中) と不編分散の平方根 (カッコ内) は, 全固形分12.41 (1.22) g, 脂質2.96 (1.26) g, 無脂固形分9.46 (0.45), 乳糖5.80 (0.37) g, 粗タンパク質2.05 (0.48) g, 純タンパク質1.63 (0.48) g, 非タンパク質窒素化合物0.43 (0.11) g, カゼイン0.76 (0.33) g, 乳清タンパク質0.87 (0.49) g, 灰分0.30 (0.035) g, カルシウム23.2 (7.2) mg, リン24.2 (4.9) mg, 鉄0.17 (0.02) mgであった。
    2. 分娩後の経過日数の影響をみると, 日数の増加にともなって乳糖とリンは1%危険率, 全固形分は5%危険率で増加する。粗タンパク質, 純タンパク質, 乳清タンパク質および灰分は1%危険率で低下する。
    3. 全窒素中の各窒素区分の割合は, 純タンパク質窒素80%, 非タンパク質窒素20%で経過日数に関係なく一定であり, その結果, カゼイン窒素は初乳中含有量で経過日数による変化はないが, 全窒素中では増加し, 乳清タンパク質は減少する。
    4. 人初乳の10% TCA沈澱窒素 (=x) と, Folin-Wu法沈澱窒素 (=y) の間にはx=1.020 y-0.026, y=0.941 x+0.035の関係があり, 正の相関 (r=0.98) であった。
    5. 常乳と比較して初乳の乳糖はひくく, 粗タンパク質, 純タンパク質, 乳清タンパク質, 非タンパク質窒素化合物は高い含量をしめした。また個体間の変動も常乳と比較して大きく, 経過日数の影響が大きいことを示した。
  • 道 喜美代, 中山 徳子, 江沢 郁子
    1966 年 18 巻 6 号 p. 436-439
    発行日: 1966/03/30
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    植物油の高コレステロール血症白鼠の血漿および肝臓コレステロールレベルを低下せしめる効果はリノール酸グリセライドとは別に, 不鹸化物区分にあり, 今回, 大豆油および, コーンオイルの不鹸化物区分よりそれぞれ結晶性ステロールを得たので, これらにつき, 血漿, 肝臓および, 副腎コレステロールレベルに及ぼす効果を試験した。
    なお, これら結晶性ステロールはガスクロマトグラフィーの結果, 大豆ステロールはCampesterol 21.5%, Stigmasterol 33.5%, β-Sitosterol 45.0% よりなり, コーンステロールはCampesterol 20.9%, Stigmlasterol 7.3%および, β-Sitosterol 67.3%からなることを認めた。
    高コレステロール血症を起こす飼料で飼育した成熟雄白鼠において, 7.5%リノール酸グリセライド区分単独投与群 (I) に比し, 0.2%大豆ステロール添加群 (II) および, 0.2%コーンステロール添加群 (III) は殆んど同程度に血漿, 肝臓および, 副腎の総コレステロール, エステル型コレステロールレベルにおいて, 何れも顕著な低下効果が認められた。なお, これら植物ステロールの効果はそれらの組成をなすβ-Sitosterol単独の効果と考えるより, Stigmasterol或いはCampesterelも同様の効果をもつのではないかと考えられる結果を得た。
  • 中山 葉子, 岩崎 康男
    1966 年 18 巻 6 号 p. 440-443
    発行日: 1966/03/30
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    1. アセトン処理した柿果の試料について, PMに対する食塩濃度とpHの影響を研究し, また柿果の成熟度, 部位などによるPM含有量の変化を測定した。
    2. PM活性度は2.0~3.0モル食塩水による抽出液において最大である。しかしながら最適作用食塩濃度は0.15モルである。
    3. 0.15モル食塩水中におけるPM活性度はpH 6.5付近で最大となる。
    4. 柿が成熟するとPM含有量が増加する。
    5. 虫喰柿ではPM含有量が増加する。
    6. 柿の品種によってPM含有量が異なり, 甘化した柿は渋柿よりPM含有量が多い。
    7. 渋柿を15日間ガス抜きしたものは, 13日間室温放置した柿よりPM含有量が僅かに多いが, 有意的差異はない。しかし室内放置柿は脱渋果よりもかえって多少軟化していた。
    8. 柿の下半 (へた側) は上半よりPM含量が多い。
  • 石原 房雄, 畑中 みどり, 神田 豊子, 久保 房子
    1966 年 18 巻 6 号 p. 444-448
    発行日: 1966/03/30
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    Effect of ultraviolet rayradiation in the refrigerator was investigated. Two refrigerators of the same type were prepared; one irradiated by a 2-watt lamp of ultraviolet rays inside and the other nonirradiated as a control.
    Suspensions of a certain concentration of bacilli such as Escherichia coli, Enteritis vibrio parahemolitics, Enteritis Gärtner, Staphylococcus and hay were put and left in the two refrigerators. After a certain hours' storage, the number of colonies was examined. It was found that in the irradiated samples it was reduced to 1/6-1/300, possibly influenced by ultraviolet rays.
    Farther, to study a preservative value of ultraviolet rays acting against putrefaction, pH, NH3 production, protein precipitation, the number of all bacilli per 1g were compared. The results showed the progress of putrefaction in the irradiated samples was 5-6 days slower than in the control non-irradiated, and that the number of bacilli in the air in the refrigerator irradiated decreased, to 1/6. The air contained only a small amount of ozone.
  • 平野 雄一郎, 高岡 祐二, 菊池 武昭
    1966 年 18 巻 6 号 p. 449-452
    発行日: 1966/03/30
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    1) ブラウン・ソース製造中の一般成分, 色調の変化を調べ, あわせて呈味その他についての諸観察を行なった。
    2) 水分はわずかに増加し煮熟約9時間以後はほぼ一定である。
    3) 油脂は減少し煮熟約15時間で殆んど浮上し除去される。
    4) メタノールおよびアセトン抽出液の350mμ付近の吸収が煮熟にしたがって増加するが, 石油エーテル, ベンゼン抽出液ではこの吸収の変化は少ない。
    石油エーテル, ベンゼン抽出液にみられる470mμ付近の吸収が煮熟時間とともに減少するのは油脂量, カロチノイド含量と関係があるようである。
    5) 全窒素はわずかに増加するが煮熟9時間以後は変化しない。
    6) アミノ態窒素は殆んど変化しない。
    7) 還元糖は増加し非還元糖は減少の傾向がある。
    8) 還元性物質は漸増の傾向がある。
    9) 螢光物質量は若干変化する。
    10) 甘味と旨味は減少し, 酸味と鹹味の変化は少ない。風味は煮熟数時間頃のものが最も好ましいと判定した。
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