抄録
茎菜類であるわらびとたけのこについて, 部位によるV. Cの分布を検討し, つぎの結果を得た。
(1) わらびのV. Cは生長の著しい頂部に最も多く, 基部に近づく程少なかった。 酸化型Cも同様であった。
(2) たけのこは頂部と各節間の基部にある生長帯で著しく伸長するが, V. Cの分布もこれに比例し, 全体としては頂部に著しく多く, また, 各節間内においてはその基部に最も多かった。 酸化型Cについても同様の傾向がみられた。
横隔壁は稈壁に比べ生理的意義に乏しく総C, 酸化型Cともに少なかった。
なお, わらび, たけのこのいずれについても, 単位乾燥物当たりのV. C量を求めたところ, 生体重当たりの場合と同様の傾向にあった。