神経理学療法学
Online ISSN : 2758-0458
実践報告
脳卒中片麻痺者に対して歩行補助ロボットを用い異常歩行パターンが改善した症例─短下肢装具への適応過程と難易度の調整について─
石原 匠北川 崇福田 大輔
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2023 年 3 巻 1 号 p. 37-44

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抄録

目的:脳卒中片麻痺者に対して、歩行補助ロボットを用い、その経過の中で難易度調整の工夫を行い、異常歩行パターンの改善を認めたため報告する。

対象:17病日に当院の回復期リハビリテーション病棟へ入院された右視床出血を呈された40歳代男性である。

方法:歩行補助ロボットを用いた歩行練習を中心に理学療法を実施し、短下肢装具(以下、AFO)に移行する過程で、異常歩行パターンが再び出現したため、難易度調整として膝ロックを解除した長下肢装具(以下、KAFO)を使用した。

結果:麻痺側の筋力やバランス機能は改善し、72病日に杖歩行自立となり、歩行速度や歩容も改善した。

結論:歩行補助ロボットによる歩行練習は、歩行の再獲得に貢献した。ロボットを使用した歩行から、AFOによる平地での歩行に移行する際の難易度調整の方法として、膝関節のロックを解除したKAFOを用いることは有効な一つの手段として思われた。

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© 2023 日本神経理学療法学会
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