神経理学療法学
Online ISSN : 2758-0458
症例報告
脊髄小脳失調症者の短期集中リハビリテーション治療でBalance Evaluation Systems TestのKeyformを臨床応用した1症例報告
尾澤 勇海板東 杏太加藤 太郎宮田 一弘西田 大輔山川 徹髙橋 祐二原 貴敏
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ジャーナル オープンアクセス

2025 年 5 巻 1 号 p. 19-31

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抄録

序論:脊髄小脳失調症者のバランス障害に対してBalance Evaluation Systems Test(BESTest)のKeyformを用いて理学療法を実践した。Keyformの臨床応用について、症例の経過及び結果とともに報告する。

症例:対象は70歳代前半の男性で、診断は経過23年の脊髄小脳失調症31型であった。主な症状は歩行時のふらつきで、重要な臨床所見としてバランス障害を認めていた。

理学療法治療:BESTestのKeyformを用いて、その結果を基に、症例と情報共有した上で目標設定を行い、優先的な治療内容を立案し、2週間の短期集中リハビリテーション治療を実施した。

治療結果:BESTestの総得点、Keyformで抽出した一部の項目及び同じSection内の他項目が改善した。また、Keyformには含まれていないSectionの一部が改善した。

結論:脊髄小脳失調症者に対するKeyformの活用は、具体的な目標設定に向けた症例との共有意思決定に役立ち、優先的な治療内容の立案が可能となった。Keyformから考えられた治療を実施した結果、特定の項目のバランス能力向上に寄与した可能性が示唆された。

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© 2025 日本神経理学療法学会

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