日本情報ディレクトリ学会誌
Online ISSN : 2436-5629
Print ISSN : 1882-9252
3PL ビジネスの現状と今後の展望に関する一考察
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2021 年 19 巻 1 号 p. 52-60

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抄録

荷主企業が物流業務のアウトソーシングを物流事業者などに委託する3PL(サードパーティロジステ ィクス)市場は、規制緩和の追い風のもとに2000 年代に入り、急速に発展し、定着してきている。しかしな がら、3PL は草創期から成熟期に向かいつつあり、近年はLLP(リードロジスティクスプロバイダー)やコン トラクトロジスティクスなどの新しいビジネスモデルが登場し、 実働率、実車率、積載率、運行効率などの 運送関係のKPI(重要業績評価指標)の向上などを念頭に置いた大手企業によるM&A が活発化している。そ こで本稿では3PL ビジネスの現状と展望について包括的に紹介し、あわせて運行効率の向上を図るメリット について、シミュレーションを行い、その結果について考察を行う。

© 2021 日本情報ディレクトリ学会
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