抄録
本研究は、外部委託における企業間コンフリクトの認識に影響を与える要因を明らかにすることを目的と
した。調査は、供給企業と受給企業の計24 名を対象に半構造化面接によるインタビューを実施した。調査
によって収集した発話データの単語は分類語としてカテゴライズし、テキストマイニングによる分析を行っ
た。分析の結果、コンフリクト当事者は、具体的な事物や対象に対する解釈の乖離からコンフリクトを認識
し、合意できる余地を探りながら収束を認識するという示唆が得られた。本研究で得られた示唆は、コンフ
リクト・マネジメントを日本の企業活動へ効果的に浸透させる一助になるものと考える。