知能と情報
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実践研究論文
アバタ媒介型見守りシステムの開発
長谷川 大小林 裕白川 真一佐久田 博司安彦 智史安達 栄治郎中山 栄純
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2016 年 28 巻 6 号 p. 974-985

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抄録

独居高齢者や高齢者夫妻のみで生活する世帯の増加にともない,近親者や友人,知人らによる予防的観点にもとづく長期・継続的な見守りが必要とされている.本論文では,プライバシを保護しながら長期・継続的な見守りを行うことを目標として,モーションキャプチャセンサから得られた被見守り者の関節位置角度情報をアバタの動作として再現して見守り者に提示するアバタ媒介型見守り方式を提案する.KINECTを用いて提案システムを実装を行い,通信性能を検証した結果,700Kbps程度の帯域幅で遅延なく滑らかなアニメーションが実現されることを確認した.また,大学生らを対象にアバタ動作による被見守り者の動作把握率および印象について検証した結果,本システムによって大まかな動作を把握可能であり,また高精度なモーションキャプチャシステムを利用した場合と同程度の好ましい印象が維持されることを確認した.

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© 2016 日本知能情報ファジィ学会
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