知能と情報
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原著論文
アナロジーによる料理の国際的な表記方式の提案
信本 健輔廣田 雅春加藤 大受石川 博
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ジャーナル オープンアクセス

2019 年 31 巻 1 号 p. 526-533

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抄録

本稿では,飲食店のメニュー等に含まれる料理の新たな表記方式とその自動生成手法を提案する.本稿で提案する表記方式は,「お好み焼き = チヂミ − ニラ + キャベツ」のように,任意の料理をある国の類似した料理名と差分となる要素によって単純な数式で表したものである.また,本稿では,投稿型レシピサイトのデータを用いてこの表記方式を生成する2つの手法も提案する.どちらの手法もレシピデータに含まれる食材,調理工程などの6つの要素に基づいて類似した料理の抽出と,差分となる要素の算出を行う.本稿では,クックパッドのレシピデータを用いて,本表記方式の左辺を日本料理とした場合の結果を被験者実験により,本表記方式の有用性と2つの手法の性能について評価を行った.

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© 2019 日本知能情報ファジィ学会
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