知能と情報
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原著論文
日本人居住者,日本人来訪者,外国人来訪者の視行動に関する比較研究
野本 弘平
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2019 年 31 巻 6 号 p. 918-926

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抄録

この研究では,3つのグループの人々,すなわち日本人居住者,日本人来訪者,外国人来訪者が視線計測装置を装着して,伝統的な日本の商店街を歩く実験を,東京都荒川区において行った.注視点は,視線計測装置視野画像上の2次元直交相対座標系で計測された.これらの2次元データを3次元極絶対座標系へ変換する方法を開発し,これにより3次元空間における注視点分布を求めた.注視時間分布と注視対象についても併せて特定した.つぎに,上記3つのグループの視行動について,解析し比較を行った.そして,街を歩くときの無意識の視覚的注意がその人の社会的背景により定量的に特徴づけられた.

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© 2019 日本知能情報ファジィ学会
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