知能と情報
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ショートノート
包除積分を用いた自動車と停止線間の距離推定モデルの検討
平野 裕己松木 亮介早瀬 光浩加納 政芳ジメネス フェリックス吉川 大弘田中 貴紘金森 等
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2021 年 33 巻 4 号 p. 839-844

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抄録

近年,交通事故全体に占める高齢運転者の事故割合の増加が問題となっている.高齢者が交通事故を未然に防ぐためには,自身の運転を振り返り,運転行動を改善することが重要である.我々は,運転行動を改善するために,自宅で運転を振り返るためのシステムを構築している.本稿では,同システムのための,運転記録動画から自動車と停止線間の距離を推定するための包除積分を用いた距離推定モデルを提案する.まず,モデルを構築するために,自動車までの距離が既知のマーカーを配置した画像を取得する.次に,包除積分のtノルムを変化させた複数のモデルを構築する.そして,得られたモデルによる推定距離を比較する.

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© 2021 日本知能情報ファジィ学会
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