2025 年 37 巻 1 号 p. 571-576
本稿では,腹腔鏡下手術における手技の自動評価で活用することを想定し,手術映像から術者の手技の種類を判別する時系列行動セグメンテーションの効果的な手法を検討する.ここでは,特に細かい操作レベルの動作の分類を対象とする.行動分類モデルにMS-TCNと,その改良版であるMS-TCN++を採用し,最初に,両モデルの最適な予測層数と洗練層数を検討する.最適化後の評価実験では,両モデルの分類精度はほぼ同等であるが,予測の傾向が異なることを示す.この結果に基づき,両モデルの分類結果を統合するアンサンブル手法を提案する.両モデルの予測確率の和に基づき判定する手法において,正解率が改善することを示す.