日本口腔インプラント学会誌
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特集 インプラントに関連した骨造成の現状と将来展望:特に長期症例について
GBR法を応用した垂直的骨造成の長期予後
石川 知弘上野 大輔上田 一彦大杉 和輝井村 周嗣小川 雄大白鳥 伸近藤 祐輔
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キーワード: 垂直的骨造成, GBR, 長期予後
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2021 年 34 巻 4 号 p. 252-258

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抄録

垂直的に骨造成を行う際,Guided bone regeneration(GBR)法は最も汎用性の高い手法と考えられている.

垂直的に増大された骨は短期的にはボリュームの減少を認め,長期的には既存骨とおおむね同様の辺縁骨の吸収を示す.しかし,実際の臨床では獲得された新生骨の維持だけではなく,患者の口腔内で達成された機能と審美性が長期的に維持されることが重要である.

本稿ではGBR法施術後8年以上フォローアップした2症例と文献レビューを通して,垂直的骨造成の長期予後について解説する.

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© 2021 公益社団法人日本口腔インプラント学会
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