日本口腔腫瘍学会誌
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シンポジウム2:「早期口腔癌に対する新たな診断法の確立」
早期口腔癌の病理組織像とその捉え方(総説)
森 泰昌
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2013 年 25 巻 3 号 p. 42-53

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抄録
頭頸部癌は一般的に罹患率の高い癌の一つに数えられる。治療法の進歩や,HPV関連癌の鑑別は,予後の推定から患者のQOL向上に寄与してきている。しかしながら,アルコールやタバコに起因する典型的な頭頸部癌の予後はこの20年間であまり改善が見られていない。進行癌の制御不能,局所領域での再発,同様に遠隔転移から罹患患者の死亡率はいまだ高い。それゆえ早期での診断と治療は患者の生存予後を改善する鍵となったままである。早期頭頸部癌の分子生物学的なより良い理解は,治療のターゲットを明確にすることや効果的な治療法の開発に必要となる。
本稿では,特異的な病因により惹起されている頭頸部癌の代表的な例を示し解説する。
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© 2013 一般社団法人 日本口腔腫瘍学会
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