日本口腔腫瘍学会誌
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シンポジウム2:「口腔がん医療の未来へ向けたAIの活用〜医歯工・産学の融合〜」
AIによる臨床診断,病理診断,データ駆動型科学について
平岡 慎一郎
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2020 年 32 巻 4 号 p. 159-170

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抄録
医療におけるAI(人工知能:Artificial intelligence)の導入が急速に広がりをみせている。それを可能にしたのは,医療ビッグデータを収集するデータベースの構築と,データを高速に演算処理できるGPU(Graphics Processing Unit)等のハードウェアの開発,そしてなによりもDeep Learningが登場した影響である。本稿では,臨床診断および病理診断におけるAIの実用例と,データ駆動型科学の概念について紹介する。
そして未来の口腔がん医療の発展のためには,AI技術を駆使できる次世代の医療人を育成することが重要である。
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© 2020 一般社団法人 日本口腔腫瘍学会
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