日本口腔腫瘍学会誌
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口腔癌術後機能障害の評価と治療
―治療: インプラント―
新美 敦
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1999 年 11 巻 4 号 p. 351-355

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抄録
上顎骨部分切除症例6例に25本のインプラントを植立した。11から79か月の経過観察後, 25本のインプラントの中で抜去したものは2本, スリーブにしたものは4本であった。16症例の血管柄付き骨移植部位へ67本のインプラントを植立した。経過観察期間は9から69か月であった。抜去したインプラントはなかったが, 骨移植と同時に植立した48本中6本をスリーブとした。多施設共同研究により, 44名の患者における放射線照射部位へ植立された228本のインプラントを評価した。
228本のうち59本は上顎骨に, 169本は下顎骨に植立された。上顎骨は59本中17本が除去され, 下顎骨の169本中3本が除去された。
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