日本口腔腫瘍学会誌
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口腔癌に対する超選択的動注療法
池村 邦男大矢 亮一中村 昭一高木 伸二砂川 元新垣 敬一仲宗根 敏幸平塚 博義杉原 一正向井 洋川島 清美上川 善昭
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2007 年 19 巻 2 号 p. 25-36

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抄録

口腔の扁平上皮癌に対する超選択的動注療法―カルボプラチンの動注, tegafur/uracil (UFT) の投与, 多分割照射の同時併用―と, 3施設の共同研究結果を示し, Robbinsらの方法 (RADPLAT) と比較しながら検討を加えた。腫瘍容積と血管密度は局所制御の予測に重要であり, データの蓄積により治療の限界を知るのに役立つと思われる。超選択的動注療法は頭頸部扁平上皮癌の手術不能例に最も有効な治療法であり, このような治療対象に際しては我々の治療法にも改善の余地がある。また, 高気圧酸素治療後の放射線治療はT4腫瘍制御に効果があり, 減圧後15分以内の放射線照射が勧められている。

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