日本口腔腫瘍学会誌
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19 巻 , 2 号
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  • 池村 邦男, 大矢 亮一, 中村 昭一, 高木 伸二, 砂川 元, 新垣 敬一, 仲宗根 敏幸, 平塚 博義, 杉原 一正, 向井 洋, 川 ...
    2007 年 19 巻 2 号 p. 25-36
    発行日: 2007/06/15
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    口腔の扁平上皮癌に対する超選択的動注療法―カルボプラチンの動注, tegafur/uracil (UFT) の投与, 多分割照射の同時併用―と, 3施設の共同研究結果を示し, Robbinsらの方法 (RADPLAT) と比較しながら検討を加えた。腫瘍容積と血管密度は局所制御の予測に重要であり, データの蓄積により治療の限界を知るのに役立つと思われる。超選択的動注療法は頭頸部扁平上皮癌の手術不能例に最も有効な治療法であり, このような治療対象に際しては我々の治療法にも改善の余地がある。また, 高気圧酸素治療後の放射線治療はT4腫瘍制御に効果があり, 減圧後15分以内の放射線照射が勧められている。
  • 日本口腔腫瘍学会学術委員会
    2007 年 19 巻 2 号 p. 37-124
    発行日: 2007/06/15
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
  • 姉川 絵美子, 古賀 真, 津山 治己, 岩本 修, 古賀 千尋, 楠川 仁悟
    2007 年 19 巻 2 号 p. 125-131
    発行日: 2007/06/15
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    1974年から2005年の30年間に当センターで経験した, 口腔扁平上皮癌一次症例663症例のうち, 85歳以上であった37例 (5.6%) について検討した。
    性別は男性16例, 女性21例で, 平均年齢は88.2歳であった。臨床病期はStage I: 5例 (13.5%) , Stage II: 14例 (37.8%) , Stage III: 7例 (18.9%) , Stage IV: 11例 (29.7%) であった。発症部位は下顎歯肉: 14例 (37.8%) , 上顎歯肉: 10例 (27.0%) , 舌: 5例 (13.5%) , 頬粘膜: 4例 (10.8%) , 口底: 3例 (8.1%) , 口蓋: 1例 (2.7%) であった。初診時合併症は78.4%の患者にみられ, その半数以上に循環器系疾患がみられた。治療態度は, 21例 (56.8%) が根治的治療, 10例 (27.0%) が姑息的治療, 6例 (16.2%) が無治療であった。1年, 3年, 5年の疾患特異的累積生存率は, 各66.1%, 53.8%, 53.8%, 粗生存率は58.9%, 33.3%, 20.0%であった。また, 85歳以上の根治的治療群の5年累積生存率は84.3%, 全症例群では84.6%となっており, 85歳以上の高齢者であっても若壮年者と同等の予後が得られた。
    これらの結果は85歳以上の高齢者においても, 可能な限り根治的治療を行えば長期予後が期待できることを示唆している。
  • 河原 康, 小澤 総喜, 森 悟, 山田 利治, 渡邉 裕之, 佐野 大輔, 神谷 祐司
    2007 年 19 巻 2 号 p. 133-138
    発行日: 2007/06/15
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    舌下腺由来の腺房細胞癌はきわめて稀である。今回われわれは舌下腺由来の腺房細胞癌の1例を報告する。患者は70歳の女性で口底部に無痛性, わずかに増大傾向を示す可動性, 膨脹性腫瘤を呈していた。CTおよびMRI所見から腫瘍は舌下隙に存在していた。腫瘍は口腔内および顎下部アプローチにより切除された。腫瘍は舌下腺の底部に認められた。病理組織学的に形態学的特徴から腺房細胞癌の種々の分化段階を示していると考えられた。
    細胞はCEA, α1-anticymotrypsin, α1-antitrypsin, transferrin, CD15に陽性であった。またαSMA, GFAP, CD10に陰性であった。
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