日本口腔腫瘍学会誌
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歯科口腔外科における口腔癌術後の摂食・嚥下障害への対応
―アンケート調査から―
大重 日出男山崎 裕鄭 漢忠渡邉 哲宮地 斉下郷 和雄
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2008 年 20 巻 1 号 p. 1-10

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抄録
口腔癌治療に手術療法が選択された場合, 多かれ少なかれ摂食・嚥下機能に影響が出ることは周知の事実である。しかしながら, 口腔癌患者に対する術後機能の評価基準 (評価方法・評価項目) には統一されたものがないのが現状である。
口腔外科としての統一された機能評価基準の確立, ひいては患者へのフィードバックを可能にすることに資するために, 口腔癌術後の摂食・嚥下機能に対する評価・検査について372施設を対象にアンケート調査を施行したので報告した。
統一された評価表が必要であると回答した施設は178/194施設 (85.6%) となっていた。
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