日本小児アレルギー学会誌
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第45回日本小児アレルギー学会シンポジウム1 新生児・乳児消化管アレルギーの臨床と病態
新生児・乳児消化管アレルギーの臨床小児アレルギー専門医の立場から
高増 哲也
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ジャーナル 認証あり

2009 年 23 巻 1 号 p. 13-17

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抄録
新生児・乳児消化管アレルギーは,新生児期,および乳児期早期に,主としてミルク摂取後に,血便,嘔吐などの消化器症状を認める疾患群で,英語では Food protein-induced enterocolitis syndrome と呼ばれる.1995年以降,患者数が急増しつつあるといわれている.
われわれは2001年以来,本症を60例以上経験してきたが,病態・診断・対処法は未だ明確ではない.小児アレルギー専門医としての視点で本症を考察し,今後の展望を述べた.
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© 2009 日本小児アレルギー学会
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