日本小児アレルギー学会誌
Online ISSN : 1882-2738
Print ISSN : 0914-2649
ISSN-L : 0914-2649
第46回日本小児アレルギー学会シンポジウム1 食物アレルギー:診断と治療の標準化に向けての軌道設計
食物依存性運動誘発アナフィラキシー負荷試験の標準化に向けて
相原 雄幸
著者情報
ジャーナル 認証あり

2010 年 24 巻 1 号 p. 25-30

詳細
抄録
食物依存性運動誘発アナフィラキシーはまれな疾患であるが,正しく診断し原因食物を同定することができれば患者のQOLを飛躍的に向上させることができる.診断には最重症例を除き,誘発試験を実施することが望ましい.
平成21年4月に日本小児アレルギー学会から食物アレルギー負荷試験のガイドラインが発刊され,その中に食物依存性運動誘発アナフィラキシーの誘発試験の標準的方法を記載した.そこで,この誘発試験法について紹介し,今後の診断率の向上を期待したい.
著者関連情報
© 2010 日本小児アレルギー学会
前の記事 次の記事
feedback
Top