J-STAGE トップ  >  資料トップ  > 書誌事項

日本小児アレルギー学会誌
Vol. 26 (2012) No. 1 p. 168-175

記事言語:

http://doi.org/10.3388/jspaci.26.168

合同シンポジウム9 乳幼児喘息/Bronchial Asthma under 5 years old

気管支喘息のearly interventionには,アレルゲン感作前に喘息の発症を予防する(一次予防),アレルゲン感作成立後に喘息の発症を予防する(二次予防),喘息発症後の重症化防止と早期寛解を目的とする治療(三次予防)がある.すなわち,乳幼児期のearly interventionは,喘息の発症,気道炎症および気道リモデリングの進展を抑制するのに重要な時期である.early interventionとしてアレルゲン曝露,受動喫煙,気道ウイルス感染などの対策として環境整備がある.同時に,薬物を用いる早期介入として,抗RSウイルスヒト化モノクローナル抗体「パリビズマブ(製品名:シナジス)による一次予防,Th2サイトカイン阻害薬による二次予防,さらに喘息を発症してしまった喘息児に対する発症後早期からの重症化・難治化予防として,吸入ステロイド薬,ロイコトリエン受容体,DSCGによる三次予防がある.また,この時期特有の喘息Phenotypeを考慮したearly interventionが重要である.

Copyright © 2012 日本小児アレルギー学会

この記事を共有