日本小児アレルギー学会誌
Online ISSN : 1882-2738
Print ISSN : 0914-2649
ISSN-L : 0914-2649
原著
アクティブラーニングを導入した小児アレルギースキルアップコースの学習効果
伊藤 靖典長尾 みづほ村井 宏生福家 辰樹手塚 純一郎佐藤 さくら藤澤 隆夫足立 雄一日本小児アレルギー学会小児アレルギー教育セミナーワーキンググループ
著者情報
ジャーナル 認証あり

2019 年 33 巻 2 号 p. 180-188

詳細
抄録

 【目的】小児アレルギー診療の均てん化を目的とした小児アレルギースキルアップコースにアクティブラーニングを導入し, その効果を検討した.

 【方法】卒後10年目以下の小児科医を対象としたコースにおいて, アンケート調査をコース前後と終了後6か月に施行し, 研修内容の評価ならびに学習到達度, アレルギー診療の行動変容を調査した.

 【結果】参加者は71名 (年齢 : 中央値31歳) であった. 研修内容について適切だったと回答した参加者は, ハンズオン, 教材内容, ニーズにおいて90%以上であった. 学習到達度 (1 : できる, 4 : できないの4段階評価) の平均値は, 前の2.4±1.0から終了後には1.4±0.6とすべての項目において有意な改善がみられた (p<0.05). 行動変容に関しては, アレルギー検査の適切なタイミング, 呼吸機能検査, アトピー性皮膚炎の重症度評価, スキンケア, 食物アレルギーの必要最小限の除去指導において終了後6か月に有意な改善がみられた.

 【結語】本コースによる実臨床での小児アレルギー診療への活用が確認された.

著者関連情報
© 2019 日本小児アレルギー学会
前の記事 次の記事
feedback
Top