日本小児アレルギー学会誌
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喘息治療・管理ガイドライン委員会報告
CQ10 急性増悪(発作)で入院した小児喘息患者に対する全身性ステロイド薬の投与は有用か?
山出 晶子, 北沢 博, 和田 拓也, 齋藤 麻耶子, 足立 雄一
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2020 年 34 巻 2 号 p. 291-302

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抄録

背景:小児気管支喘息の急性増悪(発作)時には全身性ステロイド薬が一般的に投与されている.しかし,その効果についてはコンセンサスが得られていない.

目的:急性増悪で入院した小児喘息患者への全身性ステロイド薬の効果について,システマティックレビューにて評価すること.

方法:20歳未満の小児を対象とした無作為化比較試験で,気管支喘息の急性増悪に対し全身性ステロイド薬とプラセボ,または全身性ステロイド薬と吸入ステロイド薬との臨床効果を比較したRCTについて検討し,メタ解析を行った.

結果:10研究のランダム化比較試験において,入院期間,呼吸機能,酸素投与期間,気管支拡張剤の使用には有意差を認めなかったが,急性増悪時の全身性ステロイド薬投与は症状を早期に改善させ,退院後の再燃を減らすことが示された.

結論:全身性ステロイド薬は急性増悪で入院した小児喘息患者に対して効果的である.最も効果的な投与量や投与期間に関してはさらなる検討が必要である.

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© 2020 日本小児アレルギー学会
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