日本小児アレルギー学会誌
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薬物動態解析からのテオフィリン療法の提案
(II) 徐放性テオフィリン製剤経口投与の場合
森川 利夫森川 みき
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2001 年 15 巻 2 号 p. 175-180

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抄録
徐放性テオフィリン療法による Round the Clock (以下RTC療法) の際には, 血中テオフィリン濃度モニタリングが大切で, またそれで得られた測定値を解析して, 各患者の薬物動態を把握しておくことも重要である. 今回我々はそのようにして薬物動態を解析して蓄積された, 323例, 1756回のデーターを集計して, 得られた各種パラメーターの年齢別, 男女別の差異を明らかにするとともに, それを基にして年齢ごとの男女ごとの, 推奨すべき徐放性テオフィリン製剤の投与量を計算したので, ここに提案した.
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