日本小児アレルギー学会誌
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小児心身症としてのアレルギー疾患
心理社会的要因の検討から
赤坂 徹
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2003 年 17 巻 1 号 p. 1-6

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抄録
小児期におけるアレルギー疾患の診断や治療に心理・社会的要因 (心因) が与える影響は大きい. 気管支喘息とアトピー性皮膚炎の経過 (アレルギーの行進) を発達的課題と重ね合わせて, 難治化の要因を考えてみた. 心因は, 病歴, 成育歴, 生活状況, 診断, 治療に関する問診を組み合わせて解明されるが, 喘息に関する質問紙を実施した結果, 担当医の判定とほぼ一致し, 2年後の経過が予測された. 気管支喘息とアトピー性皮膚炎の症例を中心に具体的な対応について述べた.
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