小児歯科スマイルプラザ
松本歯科大学小児歯科学講座
2010 年 48 巻 3 号 p. 454-459
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小児歯科臨床では乳歯外傷に遭遇する機会が多い。とりわけ脱臼歯の予後は患児の協力状態の良否や固定源の有無により左右される。また,外傷乳歯が後継永久歯に与える影響について保護者に理解して頂き,後継永久歯の発育完了まで定期管理を長期に亘り行う必要がある。今回,生後11 か月の乳児の両側下顎乳中切歯の外傷性脱臼に対して,萌出途中の乳側切歯唇面歯肉を切除して固定源を求め,整復固定により両側乳中切歯の保存を試み,現状まで経過良好な一症例について報告を行う。
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