小児歯科学雑誌
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小児の歯肉上皮内にみられる樹枝状細胞の微細構造について
長谷川 康広小金井 庄兵衛栗原 洋一
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1985 年 23 巻 2 号 p. 351-360

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抄録
発育期にある小児の歯肉上皮内に見られる樹枝状細胞の形態的特徴を観察する目的で,4歳から12歳までの小児の臨床的に正常な歯肉上皮40例を超薄切片法により観察し,次のような結論を得た。
1)Melanocyteは上皮基底部1-3層のkeratinocyte間に,またLangerhans細胞は有棘層keratinocyte間に観察された。
2)Melanocyte内には多数のmelanosomeやpremelanosomeが見られ,活発なメラニン顆粒生産性が推察された。またmelanocyte内のmelanosomeは比較的均一な大きさを示し長径0.3μm,短径0.1μmの紡錘形の顆粒として観察された。
3)基底部keratinocyte内に観察されたmelanosomeの多くは単一型で存在しており,まれに小型のmelanosome complexが観察された。また加齢に伴うkeratinocyte内のmelanosomeの増加が示唆された。
4)歯肉上皮内のLangerhans細胞は,表皮内のLangerhans細胞と比較して絶対数は少ないものと推察された。またLangerhans細胞内のBirbeck顆粒も,表皮内と比較すると数は少ないものと思われた。
5)形態的に細胞活性の低いinactive melanocyteと思われる樹枝状細胞が基底部keratinocyte問に観察された。
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© 一般社団法人 日本小児歯科学会
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