小児歯科学雑誌
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小児歯科領域におけるコンピュータ利用データベースの応用性について
宮崎 健河原 茂犬石 隆人嘉藤 幹夫李 亘浩稗田 豊治
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1987 年 25 巻 1 号 p. 169-173

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抄録
現在の社会の複雑性を反映して種々の疾病や症候群や新たな疾病が増加してきており,歯科医師が従来の成書にはあまり触れられていない,また専門書にしか記載されていないような種々の先天性症候群の患者に接する機会が多くなっている。このような症候群への対応として,現在ではコンピュータの利用が考えられる。コンピュータ利用は歯学領域での情報記憶,検索,変更,そして追加,いわゆるデータベースの構築として最適で利用価値のあるものである。
今回はデータベースシステムを用いて小児歯科分野,とくに小児歯科と関係する先天性疾患の診断補助や検索にあたってコンピュータの有益性を種々検討した。このデータベースは複雑なプログラムは特に必要でなく,初心者でも即座に,データ入力,編集,検索,印刷等が可能で,また必要な資料が即座に掌握でき,診断の補助となり得る。
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© 一般社団法人 日本小児歯科学会
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