小児歯科学雑誌
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成長期の不正咬合者における管楽器吹奏が顎顔面形態に影響を及ぼしたと考えられる1例
小林 義樹梁瀬 由紀遠藤 敏哉下岡 正八
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2008 年 46 巻 3 号 p. 378-383

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抄録
管楽器吹奏は,楽器を口に街えて吹奏するため,成長期に顎顔面形態と口腔周囲組織に大きな影響を及ぼす。今回著者らは,成長期にある不正咬合者が,顎関節症状の発現と咬合状態の悪化の原因に,1年2か月間の管楽器吹奏が著しく関係していると考えられる症例を経験した。不正咬合と管楽器吹奏の関係性を提言することは,歯科医学的に有意義である。管楽器吹奏と成長期にある顎顔面形態の関係を,形態的,機能的に検討することを目的として,本報告を行った。
本症例は,管楽器吹奏により,上顎前歯の唇側傾斜,下顎前歯の舌側傾斜,下顎下縁平面角の急傾斜,下顎枝高の減少,オトガイ部の後退および口蓋平面の前方部の上方への湾曲が生じたと推察する。
成長期にある不正咬合者は,管楽器吹奏を開始する前に,上下顎骨の偏位を改善する早期治療と楽器の種類を慎重に選択する必要があると考える。
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© 一般社団法人 日本小児歯科学会
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