日本体育学会大会予稿集
Online ISSN : 2424-1946
ISSN-L : 2424-1946
第67回(2016)
会議情報

一般研究発表(02) 体育社会学
02社−26−口−34 附属学校・大学・地域連携型放課後児童クラブがもたらす意味世界
子どもたちの運動遊びに焦点をあてて
*田嶌 大樹
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 107_1

詳細
抄録

 近年、家庭の経済的状況によらずすべての子どもが等しく学力定着や愛着形成を行うための支援の場として放課後児童クラブ(学童)事業に新しい役割が期待されてきている。こうした中で、東京学芸大学では、平成28年度より附属学校、地域と連携した放課後児童クラブを設置し、放課後児童クラブ設置が及ぼす周辺地域への貢献の度合いと、貢献度合いを高める運営ならびに業務内容のあり方に関しての研究開発を行っている。本報告では、学生の参加を利用した「サービスラーニング」の研究開発や、学習支援等も含めた放課後プログラムの実施等、報告者自身が直接関与しているアクションリサーチを通じて得られた質的なデータをもとに、放課後児童クラブにおける生活の中でも、とりわけ、多様な形態で展開されている子どもたちの運動遊びに焦点をあて、その意味世界に迫ることを一つの手掛かりとして、附属学校、大学、地域の連携による放課後児童クラブ運営の社会的機能に関する可能性を検討してみたい。

著者関連情報
© 2016 一般社団法人 日本体育学会
前の記事 次の記事
feedback
Top