日本体育学会大会予稿集
Online ISSN : 2424-1946
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第67回(2016)
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一般研究発表(04) 運動生理学
04生−26−口−11 間欠的短時間最大自転車ペダリングの作業成績と生理応答に及ぼす60%酸素吸入の効果
非鍛錬者と鍛錬者との比較
*藤瀬 武彦
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p. 151_2

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抄録

 短時間最大運動に及ぼす高酸素吸入の効果については不明な点が多い。本研究では、15秒(休息45秒)の最大自転車ペダリング(体重の4%の負荷)を間欠的に10回行わせたときの60%酸素吸入の効果について非鍛錬者と鍛錬者とを比較した。被験者は一般男子大学生7名(非鍛錬群)と大学陸上短距離選手7名(鍛錬群)で、運動テストにはコンビ社のPowermax-V Ⅱを使用した。空気条件及び酸素条件での10回の平均パワーは、非鍛錬群が311 ± 47w及び321 ± 49w(+3.2%:7名中5名が増加)、鍛錬群が379 ± 38w及び390 ± 40w(+ 2.9%:7名中5名が増加)であったが有意ではなかった。運動5回目あるいは10回目終了時の最高血中乳酸値を群毎に比較すると、非鍛錬群は高酸素吸入により低下したが(15.2± 0.6m Mから14.5 ± 0.9m Mへ)、鍛錬群では有意に低下しなかった(15.6 ± 0.5m Mから15.3 ± 0.9m Mへ)。以上の結果から、短時間最大運動における60%酸素吸入の効果については鍛錬度により違いが生じる可能性が示唆された。

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© 2016 一般社団法人 日本体育学会
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